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営業の仕事が一段落し、会社へ戻る途中に私は『風都タワー』へ登っていた。
何か悩んでいる時はここで風を感じるのが昔からの習慣だ。
霧彦「風が気持ち良いなぁ」
この風は私の悩みを消してくれる、そんな気がしていた。
霧彦「さて会社に戻るか」
その時、風がやんだ。
霧彦「あ…あれは…。地球?」
空には地球が映し出されていた。
そして映し出された地球はこちらに向かってきた。
パニックになる人々の中、私はただ立ちつくすしかなかった。
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