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みんながいつもと違う様子だったが、私は意を決して話かけてみることにした。
霧彦「こんにちは翔太郎君!フィリップ君!亜樹子ちゃん!」
振り返った3人の表情は何か幽霊でも見たような顔だった。
翔太郎「…なんで…アンタが…」
翔太郎君が私のことを「アンタ」というのは初めてだった。
霧彦「どうしたんだい?珍しいじゃないか」
私が翔太郎君の肩に手を乗せようとした瞬間、その手は弾かれた。
翔太郎「アンタは…もう存在しないはずだ!」
翔太郎君の言葉は『私』を否定するものだった。
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