百階の古塔~始まり~

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『yes?no?』 わけわからん、なんだ悪戯か? その下にもう一つ 『好きな方に鉛筆でかこってください』 上等じゃねぇか 俺は鉛筆を取り出して紙を見た。 もし……これがでたらめじゃなかったら? いやそんな馬鹿げた事はない。 俺は『yes?no?』のyes?に丸で囲った。 その瞬間『yes?no?』の文字が消えて… 『百階の古塔』 とでてきた。 なな何だこれは! まったくわけがわからない、突然文字が浮かぶなんて…。 その瞬間俺の部屋がが不可思議に歪んだ。 なんだこれは……なんのトリックだ? これはマジックか? そんな事を考えているうちに景色は変わっていく。 気がつくと俺は誰もいない町にたたずんでいた。 ここは……どこだ? 見渡す限り人一人いないただのゴーストタウンだった。 気味が悪いな……。 それより俺は自分の部屋に………。 死人の集う?死人なんかいねぇじゃねぇか 俺はただ一人の生者だった。
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