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百階の古塔 一階~小さな集落~
ここは……村?
「……そのよう」
村を見てみると住人らしき人達がたくさんいた。
だがみんな元気がなさそうだった。
それが気になったがもう一つ気になる事があった。
なぁ夕
「…………?」
鍵って何処に落ちていてどんな形なんだ?
「……教えられない」
………自分の力で探すって事か……なら夕お前は何のために俺についてきた?役目ってなんだ?
「……私達は古塔に挑戦する者全てにつくべき存在、そしてその者に危機が迫った時助ける存在」
ボディガードって事か?
「………そう」
でも危険って何が?
「……この古塔にはある階に魔物などが住んでいるのでそれらからあなたを守護する事」
そうなのか……。
まぁここで長話もあれだ、鍵を探しに行こう。
「…………」
…………………
しかし鍵ねぇ……なかなか見つからないんだが………。
「……そう簡単に見つけられるわけがない」
きついな………。
俺はふと後ろを見ると一人の少年が立っていた。
どうした?
「君も―――鍵―――――探しに来た―――――の?」
まるで生気が感じられないような話し方だった。
だがそれ以上に気になったのは……
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