第3話 お守りは勘弁して下さい

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「な、なんなのよ?」  小娘が── 「僕だって昨日の今日でこの部隊に編入されたんだ、わかるわけがないだろーが」  天地はふぅん、と相づちを打つと、 「章吾さん」 「なんですか?」 「確か近々演習がありましたよね?」 「えぇ、2日後に」  天地は不敵な笑みを浮かべて、僕に指を突きつけると、 「2日後、あなたの心に一生残るものを見せてあげるわ!」  挑戦的な態度でそう宣言した。  後藤さんがため息をつき、梨絵さんが肩をすくめ、須坂さんがこの場から逃げようとしているのが視界の端に映った。  いいだろう── 「見してもらおうじゃないか。2日後に」  こうして、僕と隊長とのいざこざが、波乱の幕開けだった。 第3話『お守りは勘弁して下さい』END
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