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バンッ
「ボッスゥウウー!!たっだいまー!!」
「おー、お帰り。」
彼女は入り口のドアを思い切り開けると、ボスと呼ばれる人物に抱きつく。
「ミシェル・・・元気なのはいいと思うがな。だけど、あまりにもうるさいとただの近所迷惑だ。」
それとドアも壊れる、とボスがつけ加えて言うと、ミシェルと呼ばれた少女は口をとんがらせる。
「それぐらい大目に見てよボスー。そういえば、二コラ達は?」
落ち着きのないミシェルに対し、ボスはやれやれとため息をついた。
「二コラ達は、隣の部屋だ。」
「んじゃ、ちょっくら二コラで癒されてくるねー。」
ミシェルはそう言うと、今度は隣の部屋に繋がるドアの方へと走って行った。
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