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ガチャッ
そんな事をしていると扉が開き、ボスが顔を覗かせる。
「4人共。そろそろ客の来る時間だ。」
「そういや、もうそんな時間だね。・・・めんどくさい。」
つまらなそうな顔をしてミシェルが呟く。
「じゃあ、私はお茶をいれるのです。」
「じゃあ、僕はそのお茶を運びます。姉さんが運ぶと、落とすでしょうから。」
ごめんねぇ~と謝る二コラだが、罪悪感などと言うものは皆無のようであった。
今まで二コラにお茶を持っていかせて、そのお茶を客が飲んだ事はない。
「じゃあ俺はー・・・。えーと、ソファーでゴロゴロしてるよ。」
アハッと笑うラルのみぞおちに一発蹴りをいれるミシェル。
「ラルはテーブルでも拭いてなよ。」
「いたた・・・。冗談なのに酷いなぁー。」
そう言いながら、ラルはソファーから降りてテーブルを拭きに行った。
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