さくら色の出逢い

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そんな時に私達に悲しい壁がぶつかろうとしている。 始業式の跡、見慣れた担任の「高城 聡」が言った言葉で、私は思い知らされた。 「遂にお前らも三年だ。 今年は受験なんだから、しっかりしろよ。」 『受験………ねぇ…。』 私を含めた殆どの生徒が、受験なんてまだまだだと思っていた。 どちらかといえば、嫌いな先輩とおさらば出来て嬉しい人だっているだろう。 私は、とりあえず遊びまくろうと思いながら机に顔を乗せてぼーっとしていた。
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