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バスを待つ間…
沈黙が嫌いな俺は
隣に座る小さな少女を
横目で見つめて
話しかける。
『今…何年生?』
『……へっ?』
驚く少女。
それもそうだ。
初対面で不良に歳
聞かれるなんて
思ってもみない結末だろうに。
寧ろ、怪しむのが
普通である。
『…3年生です』
『えっ!?俺より歳上!!?』
『私は、中学生』
なんだ……!!!!
焦った…(ハァハァハァハァ
だが、良く考えれば
こんな小さな少女が
先輩な訳がない。
今日の俺は何かが
おかしい……。
そう、思いながらも
俺は少女から
目を反らす事が
出来なかった。
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