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結局、スズちゃんを抱いてカレーを食べさせてもらう形になった。
「兄ぃ、あーんして」
「スズちゃん、結構恥ずかしいよ」
「兄ぃは食べさせてもらうの嫌?」
「嫌とかじゃないよ、むしろ嬉しいし、でも高校生があーんしてもらうのはどうかと…」
ああ、なんかさっきまでのスズちゃんの元気がなくなってるし、いや、これはこれでいつものスズちゃんと違った感じでいいな…しかし、いつもの元気なスズちゃんの方がやっぱりいいや。
「あーっ、やっぱり可愛いスズちゃんに食べさせて欲しいな、もうスズちゃんに食べさせてもらう以外でご飯食べたくないしな」
「ほんとうに?じゃあスズがあーんしていいんだね」
さっきの振れはばのせいか、スズちゃんの笑顔が一層輝いて見えるな。
そんな会話をしながら、スズちゃんとの食事は終わった。
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