第三な幼女

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電車とバスを使い遊園地へと到着した。 さすがに休日だけあってそれなりに混みはしているようだ。 「スズちゃんムツミちゃん離れないようにしてね」 「兄ぃ、スズは子供じゃないんだから迷子になったりしないよ」 と言いつつスズちゃんはがっちり手を握っている。 「まあ、わたしは迷子になろうと暦さんが飛んできてくれるんで安心ですけど」 「いやムツミちゃんこの人混みから探すのは難しいかな…でもムツミちゃんは歳のわりに胸が発育しているから見つかると思うけどね」 うわっ、なんだよムツミちゃん冷たい目線は遊園地ってテンション上がるもんじゃないのか。 「変態ですね」 そう言ってムツミちゃんはお手洗いに行ってしまった、スズちゃんはというと僕の手をぐいぐい引きながらハシャギ回っていた。これが普通の反応だよね。
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