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あなたの全てを奪いたい
声も表情もあなたの存在自体も。
誰にも渡したくない。
あなたには言えないけれど本当はずっと思ってた
あなたが女の子と楽しそうに話しているのも
わたしの前で誰かにメールをするのも
仲のいい男女であつまるのも
全てが本当は嫌だった
単純に不安だった
あなたが新しい環境に移ることも
メールが途切れることも
不安で不安で本当は胸が苦しくて
本当に苦しくて仕方なかった
あなたは友達を大事にする。
彼女のこんな気持ちを嫌う。
あなたは本当のわたしの気持ちを
知っているようで知らない
あなたはわたしを美化している
わたしはそんなあなたの期待を裏切らない彼女を演じる
あなたの夢を応援する
でも本当はあなたの自由さえ奪いたくなる
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