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「該当する機体は、どの機関の登録リストにも載っちゃいない……。
マニュピレーターと稼働フレーム。
破損しちゃいるが、コイツはまるで……。」
「――ティタノマキナ。」
肩を竦めた俺の言葉と、テッドの溜め息が同時に吐き出される。
奇妙な静けさが辺りを覆った。
「……ホントに、か?」
ラッシュが巨大な骸を見上げて声を震わせた。
「やっぱり、か。」
テッドはサングラスを元に戻しながら、ルークを見上げた。
「だが、疑問点は山積みだ。
……ティタノマキナが何故、宇宙に?
そして、お前が何者かって事も含めて、な。」
パットはそう言いながら、ゆっくりと銃口を降ろした。
「昨日のキャッシュ(ジューダス・コイン)は本物だった。
……だが、こっちは一体なんだ?」
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