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……イエス!っつーか、ナイス!
俺の脳裏に、ファンファーレが鳴り響く。
「それだ!それ!っつーか、そうなんだよ!影武者っつーか、サポートドライバーっつーか!
な?判るよな?所謂それってヤツだ!」
俺は、彼女の言葉尻を掴んで指を鳴らした。
「ほほう、防疫戦線の旗手たるヨシュア・アナテマが、影武者を使って戦地に赴き、身代わりを立てて先陣を切っていたとは、な……。」
「で、南米奪還作戦失敗の責を負い、自らの騎体を黒く塗り上げた、と?」
お前は言うんだな?と言った懐疑の視線が俺に集中する。
……マズったか?
「……なるほど、お前の言い分は良く分かった。
つまり、この騎体をマキナ部隊に届ければ――お前の身柄を突き出せば、俺達には多額のボーナスと、口止めの銭が手に入るっつー訳だよな?」
テッドは唇を吊り上げて笑った。
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