インタールード2

25/27
前へ
/982ページ
次へ
そして、彼女は部隊のメンバーがマキナドライバとして集められ、人体実験同然の脳改造と洗脳による強化までが計画の全容であることを明かしたのだった。 彼女は最後にこう告げた。 「この一件が、皆さんの脳改造を拒否し続けたことと、計画遅延のペナルティだとするなら、すべては私の責任です。このうえまだ、クーデター同然の計画に付き合って欲しいとは言えない! でも、この部隊を私は愛しています。孤児だった私にとって、組織以外の初めての居場所。初めて人の温もりに包まれた場所。初めて手に入れた家族だから――!」 誰も異論を挟まなかった。 深々と頭を下げたルナに向けられたのは猛烈な拍手と喝采。
/982ページ

最初のコメントを投稿しよう!

7017人が本棚に入れています
本棚に追加