インタールード2

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「家族なんて言われちゃ、やらねぇ訳にいかねぇよな!」 「おぅ! 家族ってな全員揃って団欒しなけりゃならん! 一人でも欠けちゃあイカンぞ!」 「ほんじゃ、欠けてるヤツを取り戻しに行かなきゃなんねぇよなぁ!」 「おぉっ!」 人望というか、単純馬鹿集団というか、下心を隠しもしない面々に呆れながらも、私とマスターは一丸となった〈クーデター部隊〉に感嘆の溜め息を洩らしたのだった。 そう言えば、あの時のルナも薔薇の香りを身に纏っていたように思う。 コンタクトを外し、白に近い髪を結った彼女は、あの日もこうして儀式を執り行ったに違いない。 ――強くなる為の。
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