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「西原君、君は知らないのか?人に物を頼むときは、それなりの態度で示すんだよ。西原財閥の跡取りが、そんなことも知らないなんてわけないよねー?」
オレは嫌味ったらしく言ってみる。すると西原は、苦虫でも潰したような顔をして顔をそらす。
「うっ…。しっ知ってるに決まっているだろう!あのだなぁ…その…」
西原は言葉に詰まり、もじもじとする。ううむ…西原ってちゃんと人に物を頼んだことがないんだな。
「何?ちゃんと言わないと、ボク分からなーい」
「一緒にゴミ捨てに行ってください……。キッキサマァアア!!僕に何を言わせるんだ!!!」
「断る」
オレは、冷たく断り その場を後にする。西原が何か叫んでるみたいだが、オレの知ったこっちゃない。もとから手伝う気もなかったし。
フッ…西原か、テラおもしろすー。おちょくるの楽しくて仕方ない。
さて、これからどうしようかなぁ。授業出るのメンドいから、サボるか…。うん、サボろう。
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