バックパッカーとの遭遇

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結局敦煌には三泊して北京に戻ることにした。砂漠でハシシをくれた川田さんは三日目の朝早くにチベットへ行くためにゴルムドという町にバスで旅立った。チベットへは標高5千メートルの峠を越えないとたどり着けないらしい。行きたいが、明後日から授業が始まるので帰るしかない・・・ 北京行きの列車が午後3時くらいに着くので、昼過ぎに柳園に行き、切符をとろうとしたが、指定席が買えなかったので、仕方なく自由席で帰ることにした。 列車に乗ると以外と空いてるのでら座席に横になれた。 しかし、快適なのは最初の三時間くらいで、横になれなくなり、挙げ句の果てにはわたしの座ってた席を指定してた奴がきて座れなくなった。さすがに40時間近く立てないので、車内で寝台に替えてもらおうとしたができなかった。座席の指定券はとれるので自由席から指定席に変更してもらった。 中国の列車の椅子は木にシートを張ってるだけなので長時間座ると恐ろしくケツが痛くなる。日が暮れたので景色も見えない。寝ないと時間がなかなか経過しないので、勉強をして酒を飲む。が、眠れん。北京へはあまりにも遠いので、寝ようと努力するが、腰も痛くなってきて眠れない。 どうしよぅ・・・
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