一本目

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(は?え、ちょ、日本刀??) オレのスーパーコンピューターは、急展開すぎてワロタwwwと悲鳴をあげている。 正直、状況が飲み込めない。 「まず、何であなたがここにいるのか、説明してもらいましょうか」 選択肢  A:アンタについてきたんだよ  B:宿題を取りにきたのさ  C:へ・・・言えねぇな (んー、まずCはないとして・・・ でもAはなんか癪だな。 かといってBも嘘だし) 「仕方ない、Aでファイナルアンサー!」 「何の話よ」 つっこまれた。 「アンタについてきたんだよ。アンタがあたかもついてこいって言ってる様な素振りを見せたからな」 「・・・?まあ良いわ」 少女は少し不思議そうな顔をしていたが、納得してくれた様だ。日本刀がオレの首から遠ざかる。 月明かりが逆光となり、相変わらず顔はよく見えない。 「・・・とりあえず、ここから出なさい。夜の学校には、あいつらが出るから」 あいつら?何のことだ? 「忠告はしたわよ」 少女は校舎へ消えていった。 (あいつらが出るから危ないってワケなら、なんであの娘はここにいるんだ?危ないだろ。ってか、あいつらって一体・・・) 考えながら、ハンチング帽を拾い上げる。 「・・・ん?」 ハンチング帽の横に、赤い綺麗なドレスを着た、女の子の人形が落ちていた。 「これ、あの娘のか?」 細かい装飾が施されていて、良くできている。 オレのスーパーコンピューターが、再び論理展開を始めた。 女の子が危ない場所に一人 ↓ オレの手にはその子の落としもの ↓ 宿題もとってこなくちゃ ↓ 追いかけるべし! オレは、少女の追跡を続けることにした。 (・・・?何か忘れてる気が・・・) 忘れるということは、大したことではないのだろう。気にせずに走り出した。
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