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そこには、大地を覆い尽くす黒い塊があった。
隊員「隊長!これ以上、足止めは不可能です!!」
隊長「クソッ!応援はまだか!?」
刻一刻と敵は攻めて来る。
隊長「これまでか…。」
隊長が諦めかけたその時
??「すまない。こちらの手違いで遅れてしまった。」
隊長「き、君は?」
??「魔法取締討伐管理局のものだ。応援にきた。」
隊長の目の前には、まだ歳も若かろう灰色のフード付きのコートを着た者が立っていた。
??「魔物の数は、多く見積もって10万から20万ってとこか、なら…。」
その者はおもむろに右手を魔物の大群に向けこう唱えた。
??「"全てを拒絶する古の力よ…今こそその力を悪意を消し去る大いなる偉大な力となれ…。"[虚無の断罪]!!」
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