15人が本棚に入れています
本棚に追加
ある日、校舎内で君を見た。
その光景を見た僕は、言葉が出なかった。
そこには
廊下の真ん中に顔を押さえて立つ君と
回りで言葉を投げかける人達。
その人達の言葉に僕はまた言葉を失った。
『〇〇をやったのはお前なんだろ』
『性格ブスじゃモテねーよな(笑』
『嘘ばっかりついてんじゃねーよ』
『嘘つき』
『さっさと自供しろ』
『バーカ!!』
等と言う言葉で彼女を罵る。
彼女は肩を震わせ泣いている。
それに、廊下に出ている全員の目線が彼女に向けられている。
彼女に向けられる視線と言葉、
腕を振り回しても
追い払っても 空回り。
「嗚呼、嘲りが止まない-・・・」
最初のコメントを投稿しよう!