入学 出会い

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まじしんどい… この学校は四階建て。 でもって一年生が 1番上の四階。 三年生は二階…。 って姉ちゃんが 言ってた。 あー…早く三年生に なりたいわぁー…。 私はぶつぶつ文句を 言いながら四階にある 五組のクラスを探した。 ラッキー!! 階段から1番近いじゃんっ すぐ五組を見つけ中に 入った。 やけに賑やかな教室。 皆が私のほうを見る。 みんなよ…。 目を伏せ 自分の席だと思われる席に座る。 どうやら出席番号順らしい。 私の番号は…。 23番か。 あーうるさい。 なんでこんなに盛り上がるわけ? そんなことを 考えながら頬杖をつく私。 特に前の席が 1番賑わっている。 女4男3が机の周りを 囲んで…。 まじうるせぇんだけど。 後ろの人の迷惑も 考えてくださーい。 いらいらしてきたので 読者しようと本を バッグから取ろうとした その時 「ねーねー貴方どこ小出身?」 隣の席の女の子に 話しかけられた。 ショートのすごく可愛い子。 まさか話しかけられるとは思ってもいなかった。 「…か…鑑ヶ原小…。」 少し吃りながら私は答えた。 「そーなのっ!?うちの小学校と近いじゃあんっうちは瑞ノ丘小だよぉ これからよろしくね♪」 「よろしく…。」 「あっ名前は?えーと…富永…あかりちゃん?でいいのかな?」 「うん…。」 「可愛い名前だね!!うちは笹木美優だよおっよろしくね♪あかりちゃん♪」 「よろ…しく。」 あー…なんで私はこんなにも無愛想なんだろ…。
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