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まったく自分の
無愛想さに腹が立つ…。
はぁ…
このつりめも余計に
私の無愛想さを引き立て
てるんだろうなぁ…。
会話は私があまり話すことなく終わった。
私は人と話す…てか
コミュニケーション?的なことが凄く苦手。
なので会話が終わり
ホッとした。
しかし前の席の会話の中心の男がこちらに振り向き話に食いついてきた。
「あれぇっさっきさぁ~
誰か鑑ヶ原小って言わなかった?」
「………。」
うざいから無視。
「あっ!あかりちゃんが
確か鑑ヶ原小だったよね?」
私の代わりに美優ちゃんが答えた。
おいおいおい…。
何言ってんだよ。
そこは無視しとこーぜ…。
はっきり言って男子とは
関わりたくないのが本音。
美優ちゃんが
言っちったから
その男はますます食いつく。その取り巻きまでも。
「マジ!?そこの学校、俺のいとこ通ってるんだよね~。鶴野彰って言うんだけど、知らない?」
「確か彰、通ってたよなあ今年、六年だっけ?」
「彰くん、雅に似てカッコイイよねぇ~」
まじでどーでもいーんですけど。
私が知るわけないだろ
この糞が。
こういうどーでもいい話をしてくるやつが
まじで腹立つ。
しらんがな。
「知らない。」
私は俯きで目も合わせる
ことなくはっきりそう答えた。
「マジかよ~。知らないのかぁ…。それは残念だわぁ。…………あれ?てかきみさぁ…」
へ?
思わず顔を上げて
そいつを見る。
もしかして…。
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