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「いえ…。」
こんな風に振り回す女初めてでどう対応すればいいか分からない。厄介だ…。
ヤッたら逃げよう…。
部屋に入ると彼女は突然脱ぎだした。
(え?もう??)
彼女はキャミソール1枚と下着の上から履いているショート丈のスパッツ姿になった。
「あっつい。ん?何見てんの?」
(そりゃ見るだろ。)
そう思いつつ俺は…。
「いや…、別に。」
と言った。
でも、正直さっきのムカつきも忘れ、その姿にムラッとした俺は彼女を抱きしめた。
抱きしめた彼女は凄く華奢な身体で香水なのかいい香りがし、ますますムラッとしてきた。
やる気満々になったその時、突然ー。
―ドカッ
物がぶつかる音と凄まじい痛みが俺の身体を走った。
彼女から膝に蹴りをくらったのだ。
「何?あたしお腹空いたから何か食べたいんだけど。」
「痛~…蹴るこたぁないだろ…。」
俺の抗議は彼女には届かず、彼女はメニューを取り出した。
「ねぇ、ねぇ。来て、来て!これ超美味しそうじゃなーい?」
「え?」
「ヤバッ…ポテトも食べたい。あっでもこの唐揚げも食べたい!」
「こーゆうとこの料理って…。」
言い終わる前に彼女が言う。
「ねぇ!色々頼んで2人で食べよう?」
彼女は満面の笑みでそう言った。
初めて見せた彼女の純粋な笑顔に不覚にもすげぇ可愛いと見とれてしまった。
そんな時、料理が予想より沢山届きちょっと引いた。
「こんなに…誰が食べるんだ?」
「だからー2人で食べようって♪ね?」
ニコニコ笑う彼女は本当に可愛くて何でも許したくなる。
「まぁ。」
(とりあえず急いで食おう…。そしたらヤれる。)
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