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俺は大人しくソファーに座って彼女とご飯を食べた。
「ねぇ…?君、大学生?」
「あ…ハイ。」
そう言えばお互いの事、よく知らないな。
ま、いつもそうだけど。
「23って言ってたね。てことは4年生だ。就活?」
「そーゆー話。萎えるからやめてくんね?」
「アハハ、萎えたら?もっと萎えさせてあげるよ!」
(コイツ…まさかヤらせない作戦か…?)
「やりたい仕事とかないわけ?」
「はぁー…。将来とかどーでもいいんで。」
俺の言葉に彼女は一瞬悲しそうな顔をした。
「え…何だよ。」
「別に。つくづく残念な男だと思って。」
「オマエさぁ。」
―パシッ
「いてっ!」
俺は彼女に頭を殴られた。
「如月小夜姫。って言ってんでしょ!!」
と、言って彼女はニコッと笑った。
「…せ、せれなさんは…彼氏居ないだろ!?」
「あーん?あんた喧嘩売ってんの??」
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