プロローグ

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彼女は死んだんだ。 残ったのは思い出だけだ。 彼女と出会ったのは今年の夏。 俺は大学4年にも関わらず就職先も決まってない。 けれど、入学当時と変わらない自由な生活をしていた。 その日もいつものクラブで遊んでいた。 就活なんてどうでもいい。 色んな女と遊びまくりたい。 今思えば、馬鹿みたいに頭はそれでいっぱいだった。 鏡魁[カガミカイ]。 将来なんてどーでもいい23歳。 だけど、その日彼女に出逢ってしまったんだ…。 初めて逢った時の事は良く覚えている。
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