俺と彼女の夏

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そこには前に一度寝た事がある、うちの学校ど1番美人の裕香[ユカ]がいた。 「びびった~!裕香かー。」 「どの女と勘違いしたんだか。だから、最近連絡くれないの?」 「いや、魁が連絡しねぇの今に始まった訳じゃねぇから。」 狼がナイスフォローをしてくれた。 「そうだね。あたしも色々と忙しかったし。でも、最近わりかし暇だったからまた魁と遊びたいなって。」 (あぁ…。女神様…疲れた俺を癒やしてくれそうだ。) 「いーよいーよ!むしろ遊んでくれ。」 「マジ?嬉しい!!魁…モテるからもう相手してくれないかと思った。」 「裕香を相手にしない奴なんかいねーだろ~。」 「そんな事ないよ。ホラ、見てよそこのテーブル。うちのサークルの女の子達なんだけど。みんなしょっちゅう魁が格好いいって噂してるの。」 「うっそ。」 「それだけじゃなくてうちのクラスの子達もみんな言ってるし。あの子なんてこっち見てるし。…だから、焦っちゃって。」 (そうだよ…俺はモテるんだ。あんな我が儘な女を相手にしてる場合じゃあねぇんだ。) 「裕香、いつかいい?」 「え?魁に合わせるよ~。」 「いいなぁ、魁…。」 「何言ってんのぉ。狼君にはラブラブな彼女が居るじゃん。」 「うん。でも遠距離だし…。まー、ラブラブだけど。♪」 「鏡君!」 後ろから呼ばれた。 振り返るとそこに居たのは……。
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