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「魁!やべぇぞ!」
俺に話掛ける男。
「ん?」
「イチャついてる場合じゃねて!」
「何だよ?狼[ロウ]。」
俺は顔を狼に向ける。。
「ストーカー女がまた来た!」
「ゲ…。」
「ストーカー女?魁君~誰?その女。」
「や…、勝手にストーカーしてくる女が居て困ってさ、ちょっとここでまってて!」
俺はいつも通りに作業員室へ走った。
「オイ、魁!迷惑だって一言ガツンと言っちまえよ。」
「俺さぁ、女に嫌われんのやなんだよね。狼、お前…言ってきてくんね?」
「はぁ?なんで俺が?」
狼は幼なじみでこのクラブで3年間バイトしている。
俺が唯一心を許している奴。
「それと、魁。」
俺は作業員室へ駆け込んでガラス窓らフロアの様子を見た。
ストーカー女とさっき落とした女が喧嘩してる。
「ん?」
「許可を取ったらストーカーじゃなくなるだろ。」
「成る程。」
俺は右手を左手の平にポンと置いた。
狼は俺の隣からフロアを見ていた。
「はっ…女って哀れだな…。」
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