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「お前!選べって言っといて文句言うなよ!」
「お前~??あんたいくつ?」
「…23。」
「あたし26。お前って呼ぶのはあたしのほーだよ。」
(26!?!?正直、年下かと思ってた…。)
彼女は突然受け付けのようなカウンターに向かった。
「スミマセーン!!スミマセーン!!」
「何やってんだよ!💦」
中から人が出てきた。
皆コソコソ入っていくもんなのにこんな所で呼ばれる事もそりゃ、珍しいだろう…。
不思議そうな顔をして従業員は言った。
「…何か?」
俺は思わず後ろを向いた。
「この人が変な部屋を間違えて選んじゃったの。こっちの部屋に変えてくれない?」
(俺を指さすなよ…💧。)
従業員はキョトンとした顔をしたが部屋を変えてくれた。
エレベーターに乗り、部屋へ向かう。
「だったら…最初っから自分で決めろよ。」
「センスを試したの。」
「ラブホでセンスも何も…。」
「君、服はキメてると思ったんだけど、実はダサいんだね。」
「は!?俺がダサい!?んなこと言われたの…。」
―ピンポーン
「さぁ着いた、着いた。」
「ウゼェ…。」
「何か言った?」
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