佳奈編 惨劇の始まり

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目覚ましが鳴る。 今日も早く起きられた。いつもの様に夜は早く寝て朝は早く起きて勉強すれば頭に入りやすい。 佳奈はまず洗顔をしてから制服に着替えた。 それから机の上に教科書とノーとを広げる。 まずは得意な数学からやろうと思い、数学の教科書の問題を解いていった。 問題を30問くらい解くと外の空気が吸ってみたくなった。 窓は目の前についているので直ぐに開けられる。 佳奈は窓を開けた。 やっぱ夏の早朝ね空気って気持ち良い。 昼間よりも気温が低いけどまだ蒸し暑い部屋の中に涼しそよ風が入ってくるのだ。 そんな風にして5分程外を眺めていると、誰かの走る音が聞こえてきた。 どうせ何処かのおじさんが走ってるのかと思ったが違った。 顔はよく見えないがあたしと同じくらいの少年だという事が分かる。
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