佳奈編 惨劇の始まり

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そうだ。ランニングの事聞かなくちゃ。 「そういえばいつからランニング始めるようになったの?」 「何で俺がランニングやってること知ってんだよ」 「だって今日窓から翼が走ってるとこ見えたんだもん」 まぁ、私がちゃんと見ようとしなければ誰だったか分かんなかったんだけどね。 「誰にも言うなよ。今誰にもバレないように体力つけてんだから」 翼はサッカー部だからもう十分体力ついてると思うんだけどな。 そうだ。意地悪しちゃえ。 「翼がちゃんとあたしの言うこと聞いてくれたらね」 これで翼も少しは困ったかな? 多分あたしが無理な命令するんだと思ってるな。 そういや今日は翼の家に泊まりたいな。 「というのは嘘、この事は誰にも言わないよ。翼ん家に泊めさせてくれたらね」
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