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+愛side+
鳴「はーい、今日から皆の仲間になる香坂愛ちゃんでーす♥仲良くしてあげてね♥」
担任の鳴海先生が言う。
鳴「それじゃぁ愛ちゃん♥皆に一言あいさつして♥」
愛「…今日からアリス学園に入ることになりました香坂愛です。宜しくお願いします…。」
地味にあいさつした私。クラスがガヤガヤしだす。
「先生ー、愛ちゃんのアリスって何ー?」
「どこからきたのー?」
「星階級いくつー?」
鳴「はいはい皆静かにー、愛ちゃん、自分のアリスについて説明してあげて♥?」
愛「・・・」
鳴「どうしたの?」
愛「・・・」
昔から話すことが苦手な私は、どうしたらいいのかわからなかった…。急にアリスについて話せと言われても…私はどうしたらよいかわからなかった…。
「なんだよそいつ、黙り込んじゃって。」
「いまどき眼鏡におさげって時代遅れだし。」
「地味ー」
…また、地味って言われちゃった。
鳴「はいはい皆、やめてねー、愛ちゃんのアリスについては先生からきちんと話すから♥」
鳴「愛ちゃんのアリスは鏡のアリスって言って鏡の中を行き来できるアリスなんだよ♥」
「へぇ~、なんか変なアリス」
「危険そうじゃないけど、よくわからんアリスだなぁー」
鳴「それで蜜柑ちゃんの時同様、学園に入ったばかりでわかんないことだらけの愛ちゃんのパートナーを決めたいと思いまーす♥」
…私なんかのパートナーになってくれる子いるのかなぁ…?
「えーやだぁー」
「その子地味だしー」
「めんどくせー」
やっぱりかぁ~…。
蜜「ウチがなろーか?」
え?
鳴「蜜柑ちゃんありがとう♥でもなぁ~…蜜柑ちゃんは棗くんのパートナーだからごめんねー♥」
蜜「あ…そうやった。ごめんな、愛ちゃん…。」
蜜柑ちゃんって…優しい子だなぁ…。友達になれそう…。
鳴「じゃぁ、愛ちゃんのパートナーは僕が考えときます♥じゃぁとりあえず愛ちゃんは蜜柑ちゃんの隣に座ってね♥」
蜜「よろしくな、愛ちゃん!」
よかったぁ…。蜜柑ちゃんが隣で。蜜柑ちゃんを見ていたら自然と笑顔になれた…。
愛「…うん、よろしく蜜柑ちゃん…。」
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