案内狼のクロム

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(あ、オレ、クロムにちゅーされてる。) 頭の片隅で思い、執拗に追ってくる舌から逃れるため、頭をずらそうとしたがムダだった。 クロムの片手で頭を固定されていたため、動かせない。 クロムの舌は歯列をなぞり、くちゅくちゅと舌を擦り合わせてくる。 舌の肉と肉が擦れる感覚にうっとしりていると、 「何してるんだい!?(泣」 ベルが泣きながら、オレとクロムを引きはがした。 「ボクより先に夜斗に手を出すなんて!クロムのけだものー!ハレンチ狼!」 「「ボクより先に」ってお前。 お前も夜斗に手ぇ出す気、満々だな変態!」 「………アハハ☆」 ベル、きんもー。 ++
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