~別れ~

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ある朝目が覚めたら… 優真が血を吐いていた。 瑠花 「優真!」 優真 「ゴホッゴホッ…」 私は感じた。 もう…逝くのかな…? 涙が溢れだした。 そのとき、 優真が口をひらいた。 優真 「瑠花…ゴホッゴホッ…俺…逝く…の…かな…」 私は何も言えなかった。 今さら治るなんて。 言えるはずがなかった。 優真 「る…か。…今まで…あ…り…が…と…う…愛して…るよ…」 泣きながら… 必死で…一言一言。 私に…伝えてきた。 優真… 私…どうすればいいの? 胸がくるしくて。 どうしようもないよ… 優真 「る…か。これ…」 渡されたのは 一つのメモ用紙。 そして優真はそのまま… 息を引き取った。
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