生まれた忌み子

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「もちろんだ。この子の名は………テオバルト=エクルンドだ」 昨夜、アマリアと二人で必死になって考えた名前だ。 「一族一同、テオバルト様を祝福いたします」 そんな自分の一族の者達の言葉に頷き、エリーアスは扉の近くに控えている使用人達に指示を出す。 「よし、テオバルトの魔力を測るぞ!!あれを持ってこい」 その言葉に反応し、使用人達は一礼してから広間を出ていった。 「お待たせいたしました、こちらで御座います」 数分後、使用人達は深い深緑の水晶を運んできた。手のひらよりもすこし大きいくらいの大きさだ。 「さて、それでは今からこの子の魔力を量るぞ!!」 エリーアスはそう言って赤ん坊にその水晶を近づけていき、その手を水晶に当てる。
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