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ジェスティード・ラスーヌ(30) ウィルの兄。愛称はジェス。厳格、冷静沈着、合理主義を絵に描いたような完璧主義の東軍大将。しかし本来は、誰よりも家族を思っており、亡き父に代わりウィルを守る為、心を鬼にしてきた。ウィルと和解してからは、徐々に本来の兄バカな面が、顔を出す。赤茶の髪と、ダークグリーンの鋭い瞳を持つ、端正な顔立ちだが、非の打ち所がないせいか、浮いた話がない。 ローウェン・ラスーヌ(26) ウィルの2番目の兄。愛称はロー。ジェスとは正反対に、穏やかで優しく、常に柔和な笑顔を浮かべている。ウィルとも仲が良く、ジェスの「鞭」に挫けてしまわない為の「飴」をやっていた。ジェスの最大の理解者でもある。何でもソツなくこなすが、武術ではジェスに、参謀ではウィルに劣ることを負い目に感じている。父譲りの栗色の髪と、淡いグリーンの瞳を持つ。幼少の頃から目が悪く、眼鏡は必需品。 彼の「鞭」はジェスのより、効くらしい。 エレナ・ラスーヌ(24) ローウェンの妻。結婚6年目にして、ローとは未だバカップル。ウィルのことも、実の妹のように思っており、母のような感情さえ感じている。ウィルが軍に所属していることに嘆いており、女の子としての楽しみを与えようと、休日は街へ連れ去っている。金髪の長い髪と、淡い水色の目を持つ。感極まると、誰彼構わずハグする癖がある。 ヴィンセント・ラスーヌ(故50) ジェス・ロー・ウィルの父親。愛称はヴィンだが、元帥という立場上、呼ぶ者は少ない。楽観的で快楽主義、物言いも軽く、いい加減な印象を受けるが、武術・指揮・策略共に長けていた。愛妻家だったが、早くに妻を亡くしてからは、その愛情は全て子供達に向いた。若い頃から体が弱く、必死に隠してきたが、50歳で死去。死に際を悟ったのか、ウィルを元帥に任命する遺書を残していた。 栗色の髪と、妻アリーナに「騎士の誇り」と言った翡翠の瞳を持つ。 アリーナ・ラスーヌ(故35) ヴィンの愛妻で、ジェス・ロー・ウィルの母。ウィルを産んですぐに亡くなった。戦災孤児で、バーで歌うアリーナに惚れたヴィンが、5年掛けて口説き落とした。綺麗な顔立ちとは裏腹に、胆が据わっており、医療班として戦場にも赴いた。真紅の髪と、グレーの瞳を持つ。 ウィルは瞳以外、母アリーナの生き写しと言われる。成長したウィルそのもの。 next→ウィルの部下達  
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