24人が本棚に入れています
本棚に追加
/59ページ
『うるさい!だまれバカ!』
『ばっ バカは どっちだよ!!お前が謝ればすむ話しだろ!!』
なぜ 今 こんな状況になっているのか 事の始まりは 20分前にさかのぼる…
フンフフンフフ~ン♪
鼻歌まじりに
『今日から 俺も 高校生かぁ…』
なんて 呟いていたっけな。
学校についてカラも 新しい学校生活に胸を高鳴らせていると…
『おっはー♪のっちゃ~ん!ラッキー俺ら おんなじクラスだぜ~☆』なんて 威勢よく 話しかけられた。 この声は…『おう! まことも3組!?やったな☆』
こいつは 同中の小竹 誠(こたけ まこと)まさにクラスのムードメーカーで俺は 長年こいつとつるんでるけど まったく飽きがこない… 最高の親友だ。
『なぁなぁなぁなぁ! 水飲み行かねー?』 と言われ 廊下に出て 歩いていると…
『早く 早くぅ~!…ぷきゅッ!!』という 女子の悲鳴(?)と共に 腹部に どっしりとした 衝撃がはしる…『ッ!!』 下を見てみると 『いったぁ~』と 言いながら しりもちをついている 見覚えのある 顔があった。
『わりぃ 愛川! 立てるか!?』
彼女の名前は 愛川 直 それで こいつに手を引っ張られて そこに たち尽くしている おとなしそうな女子は こいつの親友の梅野真緒(うめの まお) いわゆる 愛川の世話係ってやつだな。
『いたい!!デカいくせにそんなとこに突っ立ってないでよ!!』
『はぁ!?最初にぶつかって来たのは お前だろ!?』
『―!!』 『~!!!』
……そして 今の状況に いたったってわけだ。
最初のコメントを投稿しよう!