◎出逢い

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『うるさい!だまれバカ!』 『ばっ バカは どっちだよ!!お前が謝ればすむ話しだろ!!』 なぜ 今 こんな状況になっているのか 事の始まりは 20分前にさかのぼる… フンフフンフフ~ン♪ 鼻歌まじりに 『今日から 俺も 高校生かぁ…』 なんて 呟いていたっけな。 学校についてカラも 新しい学校生活に胸を高鳴らせていると… 『おっはー♪のっちゃ~ん!ラッキー俺ら おんなじクラスだぜ~☆』なんて 威勢よく 話しかけられた。 この声は…『おう! まことも3組!?やったな☆』 こいつは 同中の小竹 誠(こたけ まこと)まさにクラスのムードメーカーで俺は 長年こいつとつるんでるけど まったく飽きがこない… 最高の親友だ。 『なぁなぁなぁなぁ! 水飲み行かねー?』 と言われ 廊下に出て 歩いていると… 『早く 早くぅ~!…ぷきゅッ!!』という 女子の悲鳴(?)と共に 腹部に どっしりとした 衝撃がはしる…『ッ!!』 下を見てみると 『いったぁ~』と 言いながら しりもちをついている 見覚えのある 顔があった。 『わりぃ 愛川! 立てるか!?』 彼女の名前は 愛川 直 それで こいつに手を引っ張られて そこに たち尽くしている おとなしそうな女子は こいつの親友の梅野真緒(うめの まお) いわゆる 愛川の世話係ってやつだな。 『いたい!!デカいくせにそんなとこに突っ立ってないでよ!!』 『はぁ!?最初にぶつかって来たのは お前だろ!?』 『―!!』 『~!!!』 ……そして 今の状況に いたったってわけだ。image=330502964.jpg
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