たまには水仕事も手伝ってあげて

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「ぎゃあああ!!!お前何その指!!」 「えっ?」 いきなり銀ちゃんが叫んだ。 何事かと思い、私は急いで自分の指を見た。 「なんだ、ひび割れしてるだけじゃないのさ」 「だけじゃねーだろーが!ものっそ痛そうだよソレ!!」 「そうでもないよ。いつものことだし」 くだらないと思いながら、私はTVに視線を戻した。 銀ちゃんはというと、私の手を掴んでじろじろ見ながら 「うゎあ」 とか 「あぃたー」 とか言ってる。 TVを見る分には問題ないので放っておく。
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