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―――入学式なんてものは一週間前に当に終わっており、今は……まぁ何というか授業に慣れつつある状況だ。
部活なんてやるわけがない。
中学でもそうであったし、これからも続けるつもりだ。
純の誘いを俺なりに丁重に断り、自宅を目指す。
「久しぶりに帰ってくるもんなぁ……あのクソ親父」
そう。我が楼滝家の大黒柱であり俺の親父である真(まこと)が帰ってくる。
普段、全然帰ってこないくせに今日は久しぶりに帰ってくる日。
どんな仕事をして帰ってくるかわからないが何せ、半年ぶりに帰ってくる訳だ
。
俺が悪態つくのも仕方ない。
だがそれも年も経てば次第に慣れていき、暖かく迎えれる事ができる、筈だ。
……さぁて、暖かく迎えるために拳も一緒に温めといてやるかな……くくく。
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