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「あ…、龍……」
「ん??何??まだわからない??」
どうしよう…言いにくいな…
僕が言いずらそうにしていると、龍は優しく頭を撫でてくれた。
「わからなくても大丈夫だよ??俺の教え方が悪かっただけだから。」
龍…優しい。
けど、違うんだ…
「えと…ね、わからないところ…ここじゃなくてこっちだった……」
……暫しの沈黙…
やっぱり、いくら龍でも怒って…
「ぷっ…」
「へ??」
「ははっ、何で間違えるんだよっ」
僕はまさか笑われると思っていなかったので、びっくりした。
けど、龍が笑ってるから…僕も楽しくなってきて、2人で笑った。
「それで、本当はどこなの??」
「ここだよ!」
僕が指差すと、今度は合ってる??と言うように僕を見てきた。
「ふふ、今度は大丈夫っ!」
そう言うと龍は優しく笑って、さっきと同じように詳しく教えてくれた。
「あ、わかった!!」
「本当?良かった。」
やっぱり龍頭良い…
すごいなぁ…
「龍、ありがとう!だーいすきっ!」
「俺も好きだよ。」
ふふっ!これからは龍に何でも聞いちゃおっ!
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