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「きれー…」
春,桜が咲き乱れ
視界が桃色一色に染まる
「♪~いつ見ても見とれる…ッて
枝折れてんじゃん!!
「「桜が可哀相!!!!!!!!!」」
先程までは誰もいなかったはずなのに
横を見れば背が低めの← 同い年ぐらいの男子
(あ…目があった…)
『ちょっと待ってて!』
それだけ言うと
折れた枝を持ち走り出す彼
(まじかよ…?てか何する気…てか帰ってきたし;早いな←)
帰ってくるなり袋から何やら取り出し
何かを始める
「何して…」
『できた!』
「 ! 」
これで大丈夫
と笑う彼
綺麗に繋がれた
折れたはずの枝
ただそれだけのこと
だけど俺は一瞬で
その笑顔から目が離せなくなった
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