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俺は北山の…"宏光"の特別になりたい
そう思ったら勝手に足が動いてた
居場所なんてわかんないけどとにかく走る
止まらないように
今止まったら
この気持ちを伝えられないと思ったから
カサッ
『見つけた~…』
「んだよ…そんなに俺と居たいわけ?」
自信満々です的な反応
面白くない
『お前のアホヅラ拝みに来ただけだよ!!』
「はぁ!?」
不意に口をついたのは
心にもない言葉
本当、俺って可愛くない…
「とか言って俺のコト好きなんじゃねーのかよ!?」
『あーそうだよバカタレッ!!』
「ならもっと可愛く…い………ぇ…」
『!!!!!!!!!!;;』
言っちゃったよーっ;;
恐る恐る北山に目を向ける…
あーホラもうめっちゃビミョーな顔して…る…
てか
顔…真っ赤じゃね?
「俺が…先に言いたかったのに////」
まじかよ
と可愛く悪態をつく北山
けど頭の回転はついていかなくて
『え…?どゆイミ…』
「あぁもうっ!!」
グイッ
捕まれた腕
引き寄せられる体
ちょ
顔近い←ww
キスされる…
と思ったのに明らかおかしい感触が口に…
『ぶはっww』
「;;…桜に邪魔されるなんて…(泣」
舞い散る桜にファーストキスを邪魔され
若干バツが悪そうに"ありえねー"とか言ってる君を見ていたら
桜って恋の色をしてるなぁとか
きっとこの恋は
桜が運んできたのかもしれない
とか思ったけど
笑われるから胸に秘めておくことにした
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