Second Season

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『宏光…』 「なんだよ?」 『イイ…[はーと]』w 『色っぽいよ-!!やっぱ男の浴衣いいねッ』 「どーも//////」 『で.俺は?vV』 「いんじゃね///?」 ふぃっと横を向いてしまう宏光 『んもー照・れ・屋・さ・ん[はーと]』 「黙れ/////」 ぐにゃり… 『!?』 視界が…歪む. 見え…ない………… 「太輔~?」 慌てて目をこする 「どした?」 『ううん…』 嫌でも実感させられる 俺は病気だってこと 死ぬってこと 誰か 助けてよ 『宏光…俺ね死ぬんだって…』 言った瞬間 今日一番の花火があがり 俺の声は消される 俺の声は届かない 「? わり、なんつった?」 『…大好きって言ったの!!』 「知ってるっつーの!!」 大好きな宏光. このまま 隠し通せるわけがない 宏光は優しいから 自分が辛くてもずっと側にいてくれる だけど そんな思いさせたくない 苦しいのは俺だけで十分 「来年も一緒に来ような.太輔ッ」 夏――… 大切な君に伝えられなくて 苦しくて 苦しくて 君との別れを.決意した
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