22人が本棚に入れています
本棚に追加
雪兎が狼貴と麗斗の口喧嘩を暖かい目で見守っていると…
「白嶺 雪兎!」
と声が聞こえた。そちらを振り返ってみると、雪兎たちと同じ制服を着た、一人のメガネをかけた綺麗な女の子が立っていた
「ゲッ…委員長」
そう、彼女は雪兎たちのクラスの委員長である。 そして、もちろん麗斗ハーレムの一員だ
で、いつも麗斗の隣にいる雪兎を目の敵にしているわけで…
「貴様は…許されざる大罪を犯した!
一つ、神聖なる麗斗様に貴様のような愚者が触れたこと!
二つ、天使のように可愛らしい麗斗様に暴力を奮ったこと!
三つ、我々が麗斗様の御側にいれないのに、貴様のような奴がいれること!
よって、貴様の判決は死刑だ!」
理不尽である、あと逆恨みだろ…
当然、こんな理不尽な判決は反論せざるを得ないわけで
「ふ、ふざけんな! それぐらいで死刑にされてたまるか! 第一、麗斗のそばにいるのがダメなら、狼貴はどうなんだよ!」
雪兎がそう反論すると、委員長は鼻で笑った
「ハッ、狼貴様は良いのよ! 美少年二人のツーショットなんて目の保養だわ~。 でも貴様はムカつくのよ! ただでさえ、私たちより可愛いのに!」
……腐ってやがる
アレか、BでLなベーコンレタスなアレか
同じ感想を雪兎も抱いたようだが、自分の容姿と麗斗、狼貴の様子を比較して納得してしまい、ガックリとうなだれる
最初のコメントを投稿しよう!