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それを見た麗斗は、大喜びで着いていこうとしたが…
「わーい!ご飯ごはァァァッ!?」
突然の奇声に、先を歩いていた雪兎と狼貴は驚き、声がした方に振り向く
振り向いた先には…半径5mくらいありそうな魔法陣が地面に描かれ、麗斗の体の大半がそれに飲み込まれ、肩から上だけでギリギリ縁に捕まっていた
「「はい!?」」
「えええと…ちょっ! 待てよ! これ、どう見ても…」
「ええ…テンプレの異世界召喚、いらっしゃいませ~! ってな展開ですね…」
二人は神妙な顔つきで頷くと…
「「一人で行ってこい(行きなさい)!! このフラグメイカーが!」」
そう二人でハモると、麗斗を魔法陣に蹴り落とそうとする
当然、麗斗も黙って落とされるわけがなく、雪兎と狼貴の足首を掴む
「ちょっ! HA★NA★SE!」
「離しなさい! 私たちは異世界召喚なんて…まっぴらごめんです!」
二人はなんとか振りほどこうとするが…麗斗の握力がバカみたいに強く、なかなか振りほどけない
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