プロローグ

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さすがに、その視線は耐え難いため、目付きの悪い男…遠野 狼貴(トオノ ロウキ)と白髪の男の娘…白嶺 雪兎(シラミネ ユキト)は顔をひきつらせている だが、そんな視線も気にすることなく、茶髪の若干ショタ気味の男…鳳 麗斗(オオトリ ライト)は雪兎と狼貴に話しかける 「ん?もう帰るの?僕、もう少し遊びたいんだけど」 首をかしげるように言うが…そんな仕草をしたら、一部の人々は大喜びである。現に回りのお姉様方は鼻から血を吹き出している しかし、麗斗は気にしていない、というか何で鼻から血を吹き出しているのか理解していない どうやら、麗斗は主人公特有スキルの『鈍感』を取得しているようだ… ちなみに、この小説の主人公は雪兎である まあ、このまま放置すると、辺りがマジで血の海になりそうなので二人で麗斗を説得し、帰ろうとするが… だがしかし、運命の女神は雪兎の事が嫌いなようだ… 「イ、イヤ!離してください!」 二人が麗斗を説得していると…女の子の悲鳴が聞こえてきた そちらを見てみると、なにやら不良が女の子に絡んでいる 「なあ、俺達と一緒に行こうぜ?」 「どうせ、彼氏なんていないんだろ?」 「ハァハァ…大丈夫、気持ち良くしてあげるから…ホテル…いや、路地裏に行こう…」 典型的な不良である…てか、最後のはヤバいと思う
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