翌日の次の日

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くそっ、こんなんじゃあいつになっても料理人にはなれないよ 「あはは、確かにこれはひどいね~」 俺が作った料理は本人でさえあまりのまずさに吐き気が抑えられない 「でもね?君はきっといい料理人になれるよ。」 料理と呼ぶにはお粗末な見かけすらもどこでどう間違えたのか、ひどい有様だった。 「君はね?どんな料理人よりも素質があるよ。それだけはあたしが保障してあげるよ?」 何を根拠に言ってるのかわからないがフォローどころか逆にへこんだ。 そんな俺を見てオーナーは微笑み「君にはあたしよりも?素質があるかもしれないよ。少なくともその辺りの料理人よりもずっとずっとね。」 いつもそうやって励ましてくれる。でもその素質ってのは教えてくれない。
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