Beginning Memory

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でも悩んでる時とか落ち込んだ時にコイツがいると何か和むというか吹っ切れる気がする。私としては気のせいでありたいけど─────── 【ドサッ】 「ふぇっ?」 いきなり後ろから人がもたれかかってきた 「おーっす。お二人さん、今日も朝から愛の夫婦(めおと)漫才ですか?」 「んなっ、幹歩(みきほ)?ちちち違うわよ、誰がこんなウザトなんかと/////」 誰かと思えば白石幹歩だった。はじめに言っておくけど幹歩は私とウザトが付き合ってると勘違いしているのだ 「とか言っちゃって顔が赤くなってるよ」 「それは幹歩がっ!」 「おはようさん、白石~」 私は幹歩は勘違いに気づいているというのにウザトは鈍感のせいかいまだに気づかない。
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