Beginning Memory

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急いで会計を済ませ駅の階段を降りているときに電車が【ゴォーッ】と電車が発車するような音が聞こえた私はスピードを徐々に遅くした 次あったら絶対殴る。と決意し、私はホームの一番右端の席に座り次の電車が来るのを待った 私が住むこの藍凪市は中途半端な都会で駅前とかの中心街を離れると極端な程田んぼや畑が連なる平野になる 季節的にも花が咲き始めてるけど寒冷な地域だからはく息もまだ白く、一昨日降った雪もまだ微かに残っている 私は時間を確認し余裕があることを察知してカバンからメモ帳を取り出した。先月からだけど私は歌だけでなく作詞にも目を向けるようになった 知り合いの音大希望の女の子に「歌や音だけが音楽じゃない譜面があるから歌ったり音を奏でたりできるんだよ」と言われたことがあった。私は人に言われたことに敏感で影響されやすいタイプかもしれない。それが作詞にも繋がっていると脳裏に思った あれこれ考えているうちに電車が来てしまった私は乗ると数分後には寝てしまった
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