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4月3日、準夜勤の最終巡視。懐中電灯片手に比較的状態安定している患者さん達の部屋(大部屋は四人)を巡視してたらある六十代の男性患者さんはベッドサイドの電灯つけて起きてました。
「藤岡さん、ぼちぼち寝ないと昼間辛いよ?眠剤要らないんでしょう?」「うん。飲みたく無いしぼちぼちなぁ~」
もう夜中12時近くです。消灯はたいていの病院同様9時。当たり障りの無い会話を小声でして、ふとベッドの足元を見るとピンクの洗面器に黄色の液体がなみなみと入ってます。
まさか…ね?!病棟トイレからも近い部屋だし、歩いたりは全く問題無い人だしっ!いくら肝臓悪くて頭ぽやぽやしてるからって、治療で大分良いし…でもっ!!
「藤岡さん、もしかしてそれでした?」
「わはは~自分で後で捨てるから!!」
はい、大当り~洗面器で用足したんかい(泣)!!
「こぼすと大変だし暗いから捨てるよ」
「いやいや。置いといて!」
置いてどうするねんっ!
しかし、頑なに拒む。時間も時間で他の患者さん起こしたら気の毒。会話中、藤岡さんは段々声が大きくなっていくし。
仕方なしにその場は引き下がり、深夜勤務の看護士に寝たすきに破棄以来しました。
まだ失禁や放尿の方が病気らしくて良いよぅo(><)!
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